ダメ人間が輝く事が出来るかもしれないブログ

主に心情、たまに起こった出来事等、自分語りのチラ裏系です

中学の部活の事

中学生の頃の部活は、運動部だった
運動が出来ない=嫌いであるのにもかかわらず

本当は歌が好きだったので合唱部辺りに入りたいと思っていた

では、何故運動部だったのか
母はイカ軟骨が太っているから運動部に入ったら痩せるという事を期待して薦めた
暫くして、顔を知っている程度の先輩が、自分が所属している運動部に勧誘して来た
別にしっかりと勧誘して来た訳ではない
何で話し掛けて来たかも覚えていない

ただ、先輩にそんなつもりは無かったであろうが、頼られている、求められているとほんの少し嬉しかった
それだけだったのかもしれない

とにかく、その先輩の部活に入ったが、その先輩とはそれきり挨拶位で話をする事は一度も無く、(正確にはたまに擦れ違い様に先輩から一方的に暴言を投げつけられる事はあったが)同じ学年の子達とも特に仲良くなった訳でもなく、部では万年補欠で、何より、その競技が楽しい訳でも好きな訳でもなかった

しかし、三年間、きっちりやりきった

万年補欠であったが、上手くなりたいとは少しは思っていたが、レギュラーになりたいとは全く思っていなかった
むしろ選ばれては困る
責任が生じるからだ
自分のミスでチームが負けて、後々ずっと責められるのは我慢ならない
幸い監督は良く見ていて、自分が試合に出される事は一度もなく、安定の万年補欠の地位を満喫していたのだが、三年最後の大会に記念に出すと言われた

安定の地位の危機である

どうすれば良いか焦り、ケガをする事にした
洋裁用の裁ち鋏の刃の方を握り、何度も手の甲を殴り、病院に行った
どうしても怖いし痛いしで手心が加わり、骨折迄はいかなかったが、見事、ヒビを入れる事には成功しており医者の御墨付きを頂けた

喜びを隠しつつ監督にギプスを巻いた腕を見せつけつつ、ケガをした事を報告した
監督は慰めてくれたが、こちらはホッとしていた

だが、完全に油断していた試合当日、試合に勝っていた事もあり途中で代走出場
どう考えても間に合わないが頭から飛び込んだ
結果は駄目だったが、ナイスファイトとチームメイトからも誉められた
責められる事がなく良かったが、ケガをするなら手ではなく足にしておけば良かった

ついでに、運動は嫌いなままだし、特に痩せもしなかった